
はじめに
目次
おすすめのBtoBマーケティング支援企業【カテゴリ別紹介】
まずは、カテゴリごとの代表的なBtoBマーケティング支援会社を一覧表で比較します。得意分野や全体像を把握したうえで、以下で紹介するカテゴリごとの詳細解説をぜひ参考にしてください。
企業名 | カテゴリ | 主な支援領域 | 強み・特徴 | 対応業界 |
---|---|---|---|---|
株式会社才流(サイル) | 総合支援型 | 戦略立案、施策実行、営業支援、教育支援 | 幅広い業界対応、社内体制構築も支援 | 製造業・IT・SaaS |
株式会社イノーバ | 総合支援型 | コンテンツマーケ、SEO、ホワイトペーパー、MA運用 | オウンドメディアの内製化支援に強み | BtoB全般 |
ナイル株式会社 | 特化型(SEO) | SEO戦略、コンテンツ設計・制作、社内研修 | 検索意図に基づく企画、BtoBのSEOに精通 | IT・製造業 ほか |
株式会社リチカ | 特化型(広告・動画) | 動画広告、YouTube・SNS広告運用 | 難解なBtoB商材の「伝わる動画」、社内向けの使いやすさ | 製造業・HR・人材業界 |
株式会社ALUHA | 業界特化(IT・SaaS) | インバウンド、HubSpot、ABMコンテンツ設計 | IT業界特化、MAツール活用・リードナーチャリングに強み | IT・SaaS |
エッジコネクション株式会社 | 業界特化(製造・人材) | インサイドセールス構築、営業代行、マーケ連携 | 営業体制の設計から運用まで支援、セールス部門との連携体制が強固 | 製造業・人材業界 |
総合支援型
戦略設計から施策実行、効果測定まで一貫して対応可能。自社内にノウハウがない企業や、全体を見直したい企業に適しています。
おすすめ企業例:
- 株式会社才流(サイル)
- 株式会社イノーバ
支援の特徴:
- 市場・競合調査
- カスタマージャーニー設計
- リード獲得施策の実行
- 結果レポート・改善提案
特化型(SEO・広告・コンテンツ)
SEO、リスティング広告、コンテンツ制作など領域特化型の支援会社。課題が明確な企業に向いています。
おすすめ企業例:
- ナイル株式会社(SEO特化)
- 株式会社リチカ(動画広告特化)
支援の特徴:
- キーワード設計と記事制作
- SNS/リスティング広告運用
- ホワイトペーパー・LP制作
コンサル型
戦略設計や体制構築に特化した“伴走型”の支援スタイル。施策の実行は社内で行い、設計や方針づくりに専門家の力を借りたい企業に最適です。
おすすめ対象:
- 戦略に迷いがある
- 経営視点でマーケを整理したい
- チーム育成・内製化を進めたい
支援の特徴:
- 戦略立案、KPI設計
- PDCA設計支援
- 社内チーム教育
運用代行特化
戦略はあるが人手が足りない企業に最適。社内にノウハウはあっても手が回らない業務を、専門チームがスピーディかつ安定して代行します。特定領域だけ任せたい企業にとって、内製と外注のバランスを最適化できる支援スタイルです。
支援内容例:
- 広告運用代行
- MAツールのシナリオ設計・運用
- SNS投稿・メルマガ代行
業界特化・業種別で強みを持つ会社
製造、SaaS、人材業界など業界知見を活かした戦略提案が可能。業界の商習慣や構造理解が重要な商材に。
おすすめ企業例:
- 株式会社ALUHA(IT・SaaS特化)
- エッジコネクション株式会社(製造・人材)
支援の特徴:
- 業界別カスタマージャーニーの構築
- リード獲得から営業連携まで支援
- 業界用語や特性を踏まえた企画提案
BtoBマーケティング支援会社の費用相場と注意点
BtoBマーケティング支援の費用は、サービス内容、企業規模、契約期間によって大きく異なります。適切な予算設定と費用対効果の把握が重要です。
支援内容別の価格感(初期・月額など)
戦略立案・コンサルティング
- 初期費用:30~100万円
- 月額費用:20~80万円
Web広告運用代行
- 初期費用:10~50万円
- 月額費用:広告費の15~30%(最低20万円~)
SEO対策
- 初期費用:20~100万円
- 月額費用:10~50万円
コンテンツ制作
- 記事制作:1本あたり3~15万円
- 動画制作:1本あたり10~100万円
マーケティングオートメーション導入・運用
- 初期費用:50~300万円
- 月額費用:30~150万円
見積取得時に確認すべきポイント
見積もり取得時は、以下の観点をバランスよく確認しましょう。
- 費用の内訳と追加コストの有無
提示された金額に何が含まれているのか、オプションや成果報酬などで費用が追加される可能性はないかを事前に把握しましょう。 - 成果指標(KPI)とレポート体制
どの指標で成果を測るのか、レポートの頻度・フォーマットはどの程度かも比較ポイントです。 - 契約期間・解約条件
最低契約期間や、解約時の違約金・通知期限などの条件を明確にしておきましょう。 - 担当者の対応・初回提案の質
初回相談時のレスポンスの早さや提案内容の具体性も、長期的な信頼関係を築けるかどうかの判断材料になります。
BtoBマーケティング会社の選び方【5つの基準】
ここまでで、BtoBマーケティング支援会社にはさまざまなタイプがあることをご紹介しました。
では、自社にとって“最適な会社”を選ぶには、どのような基準があるのでしょうか?
自社課題に合った支援領域の明確化
まず大切なのは、自社のマーケティング課題が「どのフェーズにあるか」を明確にすることです。
BtoBマーケティングは、
- 認知拡大
- リード獲得
- 育成(ナーチャリング)
- 商談化
- 受注後フォロー
…と多くの段階に分かれています。
例えば:
- 「リードは取れているが、商談・受注につながらない」なら →
インサイドセールスやABM(アカウントベースドマーケティング)に強い会社。 - 「そもそも認知が弱い」なら →
SEOや広告に強い会社を選びましょう。
自社の“ボトルネック”に対して強みを持つ会社を選ぶのが、成果への近道です。
実績・事例の確認方法
支援会社を選ぶときは、「どのような企業を、どう支援し、どんな成果を出したのか」を具体的に見ましょう。
注目ポイント:
- 自社と近い業界・規模への支援実績があるか
- 数値で成果が明示されているか(例:CV率改善、リード数向上など)
- ホワイトペーパーや導入企業のインタビュー記事があるか
ただ「導入した」という実績だけでなく、「どのような成果が出たのか」「施策前と比べてどれほど改善したのか」といった数値での効果検証が記載されているかもチェックポイントです。
費用対効果・契約形態のチェック
BtoBマーケティング支援は決して安価ではないため、費用に対するリターン(ROI)を見極めることが求められます。契約形態には、月額固定型、プロジェクト単位、成果報酬型などがありますが、自社のリソースや運用体制に合わせて選定しましょう。
また、料金プランの中に「何が含まれているか」は重要なポイントです。戦略設計、ツール導入、実行支援、レポーティングなど、範囲が曖昧なままだと後々トラブルの原因になります。契約前に項目別の内訳と、想定される成果をしっかり提示してもらうことが大切です。
担当コンサルタントの専門性と対応力
実際の支援の成否を左右するのは、「誰が担当するか」です。
選ぶ際の着眼点:
- 担当者の業界経験・実績
- わかりやすい提案力・言語化力
- 初回面談での対応の丁寧さやスピード感
ツールや運用体制の柔軟性
MA、SFA、CRMなどのツール活用は、今やBtoBマーケティングに不可欠。
重要なのは、特定ツールの売り込みに偏らず、中立的な視点で提案できるかです。
また、以下のような視点も要チェック:
- 自社の既存ツールと連携可能か
- 導入後の運用支援や教育サポートがあるか
- 将来的な内製化に対応できるステップ設計があるか
自社の成長に合わせて柔軟に伴走してくれるかが、長期的には大きな違いになります。
自社に合った支援会社を見極めるポイントとは
BtoBマーケティング支援を依頼する際、成果に直結するのが「自社との相性」です。ここでは、適切なパートナーを見極めるうえで押さえておきたい観点をご紹介します。
短期施策か中長期施策かの明確化
自社の事業方針と照らし合わせて、「すぐに成果を出したい」のか、「長期的にマーケティング体制を育てていきたい」のかを整理してみましょう。
- 短期施策を重視する場合は、広告や運用代行に特化した支援会社がおすすめです。
- 中長期の成長を見据える場合は、戦略設計や内製化支援が得意なコンサルティング型の会社が適しています。
目的をクリアにすることで、支援スタイルがマッチする企業を選びやすくなります。
担当者との相性・支援体制の確認
実際にプロジェクトを進めるうえで、誰とタッグを組むかはとても重要な要素です。
初回の打ち合わせや提案時の対応を通じて、
- 専門性があるか
- 話が伝わりやすいか
- 対応のスピード感はあるか
といった点を確認しましょう。あわせて、担当者一人に頼るのではなく、バックアップ体制やチーム全体で支えてくれるかどうかも見ておくと安心です。
BtoBマーケティング会社とは?その役割と必要性
「頑張って発信しているのに、思ったほどリードが増えない」「今の施策が正しいのか不安」
そんな悩みを抱えている企業は少なくありません。
BtoBマーケティングは、BtoCと比べて商材もプロセスも複雑です。だからこそ、多くの企業が“支援会社”の力を借りて、課題解決を図っています。
BtoBマーケティングの特徴とは
BtoB(Business to
Business)マーケティングは、企業同士の取引を対象としたマーケティング活動です。BtoCに比べて購買単価が高く、検討期間が長期にわたることが多いという特徴があります。そのため、意思決定プロセスには複数の部門が関与するケースが多く、営業部門・技術部門・経営層など、多様な関係者に対して説得力のある情報提供が求められます。
また、製品やサービスが専門的である場合も多く、顧客の業界知識や課題に寄り添った「論理的・具体的」なコンテンツが重要視されます。こうした背景から、リードナーチャリングやアカウントベースドマーケティング(ABM)といった高度な施策が効果的とされ、BtoB特有の戦略が必要とされる分野です。
支援会社に依頼する理由とメリット
実際に支援会社に依頼するとどんなメリットがあるのでしょうか?
BtoBマーケティングは、専門的な知見と長期的な戦略が求められるため、社内だけで完結させるには限界があります。とくに中小企業や成長フェーズの企業では、マーケティング専任の人材が不足していることも多く、外部の支援会社を活用することで、戦略の立案から実行・改善までを一貫して進められるようになります。
また、支援会社は複数の業界や案件に携わった実績を持っており、最新のトレンドや成功パターンをベースにした提案が可能です。さらに、MA(マーケティングオートメーション)やSFA(営業支援システム)などのツール活用にも長けており、社内だけでは得られないスピードと精度で成果を追求できます。
マーケティングスキル・ノウハウが社内になくても始められる
マーケティングの知識が社内に十分でなくても問題ありません。
支援会社には、戦略設計・施策運用・ツール活用のプロフェッショナルがそろっており、ゼロから伴走してくれます。
たとえば、「何から手をつけていいかわからない」という状況でも、全体設計から施策実行まで一気通貫でサポートしてもらえます。
客観的な視点でアイデアやアドバイスがもらえる
社内だけでは見えにくい課題も、第三者の視点が入ることで明確になります。
「競合と比べて自社は何が弱いのか」「この戦略は成果につながるか」といった判断に対し、業界知見をもとに冷静かつ戦略的な提案が得られるのは大きな強みです。
リソース不足に対応してもらえる
「ノウハウはあるけど実行リソースが足りない」そんなときにも支援会社が役立ちます。
広告運用やコンテンツ制作、MA設定などを実務ベースで代行してもらえるため、少人数のチームでも高い成果を目指せます。
BtoBマーケティングコンサルに関する疑問・Q&A
BtoBマーケティング支援に関するよくある質問とその回答をまとめました。
Q. BtoBとBtoCマーケティングって何が違うの?
BtoBは意思決定に複数人が関与し、検討期間も長め。合理性や信頼性が重視されます。一方、BtoCは個人の感情や瞬間的な判断に基づくことが多いです。
Q. 支援会社へうまく依頼するには?
自社の課題や目標を事前に整理しておきましょう。また、進行中も定期的にコミュニケーションを取り、成果の共有や改善を図ることで、効果がより高まります。
まとめ
BtoBマーケティングは、一朝一夕で結果が出るものではありません。
だからこそ、長く伴走してくれるパートナー選びが重要です。
本記事で紹介した企業やポイントを参考に、自社にぴったり合う支援会社をぜひ見つけてください。
「まだ迷っている」「詳しく話を聞きたい」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社の状況や課題にあわせて、最適な選定をお手伝いさせていただきます。
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Y's Blog 編集部