【初心者向け】AWSで何ができる?できること一覧・仕組み・活用例をわかりやすく解説
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- アプリ開発
初めに
目次
AWSとは?基本の仕組みと特徴
AWSの概要
AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供する世界最大級のクラウドコンピューティングサービスです。
提供開始は2006年と早く、クラウド市場の先駆者として位置づけられています。AWSは単にサーバーを提供するだけでなく、データベース、ネットワーク、セキュリティ、AI、IoT、分析基盤など200以上のクラウドサービス群で構成されています。そのため、小規模なWebサイトから大規模な社会インフラまで幅広い用途に対応できます。
AWSは世界中にデータセンターを持ち、地理的に分散された仕組みを採用しています。これにより障害に強く、マルチAZやマルチリージョン構成をとることで、1つの地域で障害が起きても別の地域のシステムで動作を維持しやすくなります。
また、AWSは機能更新のスピードが速く、クラウド市場の中でも特に新サービスや機能追加が頻繁に行われています。DXやAI活用が進む現在、最新技術を素早く取り入れられることもAWS選択の大きな理由のひとつです。
クラウドサービスとしての役割
AWSのクラウドサービスとしての役割は、従来オンプレミスで行われていたIT基盤の調達、運用、管理をサービス化し、利用者の負担を軽減することにあります。
従来のオンプレミス環境では、以下の課題が存在していました。
- サーバー調達に時間がかかる
- 初期投資が大きい
- スペックが固定され、柔軟性が低い
- 障害対応やセキュリティ対策をすべて自社で行う必要がある
- 将来の拡張を見越した過剰投資が発生しやすい
AWSを利用すると、これらの課題が解消されます。
- 必要なときに即時サーバーを起動できる
- 利用した分だけ支払う従量課金モデル
- 細かいスペック設定・スケール調整が可能
- セキュリティや可用性をAWS側が標準提供
- トラフィックが増えた際に自動拡張が可能
このようにAWSは、ITインフラを「固定資産」から「柔軟なサービス利用」へと変革する役割を担っています。これにより、企業は開発・マーケティング・事業運営などコアビジネスに集中できる環境を手に入れることができます。
AWSでできること一覧(用途別)
AWSでは多様な用途に対応できるため、「AWS=何でもできる」と表現されることがあります。もちろん比喩的な表現ではありますが、実際にAWSは基盤、分析、開発、AI、ネットワークなど非常に幅広い役割を担うことができます。
サーバー・アプリ運用
AWSの代表的な機能のひとつがサーバー運用です。AWSでは「EC2(Elastic Compute Cloud)」を使い、仮想サーバーを数分で構築できます。CPU・メモリ・OS・ストレージ設定が自由にカスタマイズでき、Windows、Linux、コンテナ環境など用途に応じた選択が可能です。
また、「AWS Lambda」を利用すれば、サーバー不要のサーバーレスアーキテクチャでアプリケーションを動かすことができます。これにより、処理が必要な時だけリソースを利用でき、無駄なコストを抑えられます。
代表的なユースケースには次があります。
AWSのサーバー運用は柔軟性が高く、環境の複製も容易なため、開発・検証・本番環境を統一しやすい点もメリットです。
データ管理・ストレージ利用
代表的なサービスである「Amazon S3(Simple Storage Service)」は、99.999999999%(イレブンナイン)の「データ耐久性」を提供するよう設計されたストレージサービスです。
これは理論上、データ消失のリスクが極めて低いことを意味しており、金融、医療、映像配信、研究分野など信頼性が求められる業界で利用されています。
用途としては以下が挙げられます。
- 静的Webサイトのホスティング
- バックアップ・リストア用途
- データ分析・機械学習・AIモデル用データ保管
- IoTデバイスから収集したデータ蓄積
また、データベースサービスも豊富に提供されています。
このようにAWSでは、保存・管理・分析まで一貫したデータ活用が可能です。
セキュリティ・可視化・運用管理
AWSはセキュリティ設計が非常に強固で、アクセス制御、暗号化、自動監査、コンプライアンス対応などが標準提供されています。
AWSの設計思想は「セキュリティを利用者とAWSで共同責任として管理する Shared Responsibility Model」です。AWSはインフラ層のセキュリティを担当し、利用者はアプリケーションやアクセス権限の適正管理を行います。
AWSは運用監視機能も強化されており、
- CloudWatch:ログ・パフォーマンス監視
- GuardDuty:脅威検知
- IAM:権限管理
- Security Hub:セキュリティ統合管理
などの機能が提供され、手動管理では難しい高度な監視と運用最適化を実現します。
個人・企業別のAWS活用例
AWS選定理由は「コスト削減」だけではありません。短期開発、ビジネススピード向上、新規サービス展開、可用性確保など、多様な目的で採用されています。
個人用途(学習・開発・ポートフォリオ)
個人ユーザーにおけるAWS利用は特に増加しています。クラウド学習、開発案件準備、ポートフォリオ制作、資格取得など目的は多岐にわたります。
個人利用の事例としては次があります。
AWSは初心者向けの無料利用枠(Free Tier)を提供しているため、費用を気にせず試せることも個人利用が進む理由のひとつです。
企業用途(業務改善・DX推進)
企業ではシステム刷新、データ活用、アプリケーション開発など多様な場面でAWSが採用されています。
特によくある用途は次です。
- 既存システム(オンプレ)のクラウド移行
- SaaS型サービス提供基盤の構築
- 社内業務の自動化・効率化
- AI・機械学習の導入
- ビッグデータ分析環境の構築
AWSを活用することで、運用負荷を低減しながらIT投資を最適化する経営判断が可能になります。
導入事例と活用の傾向
AWSは、業界ごとに活用傾向が異なります。
特にサーバーレスアーキテクチャや機械学習の活用が増えており、AWSは単なる基盤ではなく事業推進エンジンとして利用されるフェーズに進化しています。
AWSを使うメリット・デメリット
AWSを検討する際には、メリット・デメリットの両面から比較することが重要です。
メリット:拡張性・コスト最適化・可用性
短時間に急激にユーザーが増えても、オートスケーリングなどを適切に設定しておけば、AWSが自動的にスケールアップし、必要に応じてリソースを調整できます。
また従量課金制のため、リソースを必要以上に確保する必要がなく、ITインフラの総コストを最適化できます。
加えて、世界中に提供されているリージョンを利用できるため、海外展開や多言語システムにも柔軟に対応できます。
デメリット:初期学習コスト・設計の複雑さ
AWSはサービス数が多く、初心者が全体像を理解するまでに一定の学習コストが必要です。設計の自由度が高い一方で、「どのように環境を構築すべきか」という判断が求められます。また適切なコスト管理ができない場合、意図しない料金が発生することがあります。
しかし、設計ガイドライン、ベストプラクティス、ツール群が充実しており、学習を進めれば効率的に利用できるようになります。
AWSを理解するための次のステップ
学習ロードマップ
AWSを学習する際の流れは次のステップが推奨されます。
- AWSの概念・全体像の理解
- 主要サービス(EC2、S3、RDS、Lambda)理解
- 実際にAWS環境を構築して操作
- ベストプラクティスに基づく設計方法を学習
- 必要に応じて資格取得
公式トレーニングやハンズオン資料も提供されており、学習環境が整備されています。
無料枠・試せるサービス
AWSには、新規アカウント向けに最大12カ月利用できる無料利用枠(Free Tier)が提供されています。EC2、S3、Lambdaなど一部の主要サービスを、一定の利用量まで無料で試せるため、クラウド導入前に利用イメージを明確にできます。
まとめ
AWSは初心者から企業担当者まで幅広いユーザーに向けて柔軟なクラウドサービスを提供しています。この記事を通じて、AWSで何ができるのかを理解できたはずです。もしAWS導入や設計、運用方法について迷っている場合は、専門家の支援を受けることで不安を解消し、効率的に導入を進められます。クラウド化やAWS検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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