2019.12.11

【藤和×Y’s】印刷所見学レポート

チャン

皆さんこんにちは!
今回は印刷会社の株式会社藤和さまにご協力いただき、印刷工場を見学させていただきました。
藤和さんのご紹介を挟みながら、見学レポートをお届けします!
※本記事の前半部分は印刷用語などが出てくる【デザイナー向け】の内容になっています

株式会社藤和って?

株式会社藤和(以下:藤和さん)は、1972年設立の印刷会社さんです。
1972年ということは……なんと今年で創業47年!老舗の印刷会社さんですね。

藤和さんでは“お客様主義”をかかげ、印刷物の提案から見積もり、納品手配までを担当営業の方が一括して行ってくださるそうです!
同じ方が最初から最後までサポートしてくださるのは、印刷を依頼する側からするととても安心できますし、頼りになりますね!
内覧会や工場見学なども積極的に実施してくださっているそうです。


そして今回、Y’sが藤和さんの工場を見学させていただくことになったのは、藤和さんが取り組んでいる「デザイナーのための印刷研究所」というメディアから、私たちが資料請求したことがきっかけでした。

「デザイナーのための印刷研究所」って?

どういうメディアなのかをさらっとご紹介させていただきます!

特色インキを使用せずに、CMYKで金色っぽさを表現

CMYK4色で、金色のように見える配合値を探ってみよう。

例えばこちらのページでは、
「特色インキを使用せずに、CMYKで金色っぽさを表現することはできないか?」
というデザイナーからの要望に対して、
「CMYK4色で、金色のように見える配合値を探ってみよう。」
という検証を行なっていたり……

蛍光インキとCMYKの組み合わせで、蛍光色の印象がどう変化するか

「蛍光インキとCMYKの組み合わせで、蛍光色の印象がどう変化するかを確認しよう。」

こちらのページでは、
「目を引くインパクトのある印刷」を求められたところから、
「蛍光インキとCMYKの組み合わせで、蛍光色の印象がどう変化するかを確認しよう。」
という検証を行なっていたりします。

その他にも興味深い検証がたくさん行われていますので、ご興味ある方、デザイナーの方は是非一度ページを見てみてくださいね。

話は戻ります

さて、そんな素敵なメディアの資料請求をしたことがきっかけで、藤和さんから「印刷サンプルをいくつかお持ちして直接検証内容の説明しましょうか?」と有難いご連絡をいただき、数日後には実際に弊社までお越しいただき、いろいろな検証物をご紹介いただきました。

いただいた資料-01

いただいた資料-02

そんな説明会を経た後、「もしよければ印刷工場の見学もできるので、ご希望があればご連絡ください」とさらに有難いご連絡をいただきました!
印刷工場の見学なんて、そう何回もあることではないので「是非お願いします!」ということで、まだまだ若手メンバーの多いY’sデザイナー複数名で、藤和さんの「三鷹工場」にお邪魔しました!

印刷工場見学当日

吉祥寺駅から10分ほどバスに乗り、降りたバス停から少し歩いていくと……
ありました!!住宅街にそびえ立つ大きな建物!こちらが藤和さんの三鷹工場です!

三鷹工場外観

今回の印刷工場見学では、営業の加藤さん(写真:左)、尾上さん(写真:真ん中)、工場長の伊藤さん(写真:右)のお三方にお世話になりました!

藤和の皆さん

印刷工場って外からでは全く中が想像できないんです。。。
実際に中がどうなっているかというと、

印刷所内写真-01
どんっ

印刷所内写真-02

どどんっ

印刷所内写真-03

どどどんっ

と、かなり大きい機械がたくさんあります!

工場長の伊藤さんの計らいで、印刷機を止めたり動かしたりしていただきながら、かなり細かいところまで説明していただきました。

工場長からの説明を受けるメンバー

印刷機で印刷する前の版を作る工程だそうです。

部屋の入り口にはほこり取りシート

室内にはホコリなど細かいゴミが入らないように、入り口にぺたぺたするシートが敷かれています。

印刷機の間近で工程を説明してもらいました

印刷されていく工程も間近で見学させていただきました。

色の調整方法について説明を受けました

普段デザイナーが入稿したデータがどのように色の調整をしていただいているのか、とても勉強になりました。
デザイナーの皆さんも、真剣に説明を聞いています。

印刷所で働く皆さん

大型の裁断機

大型の裁断機で一気に大量の紙をカットしていました。
絶対に指などが挟まらないように、カットする時は実行ボタンを必ず両手で触らなければ機械が動かないようになっているんだそうです。

シアンのインキ

イエローのインキ

印刷機の中身

普段見ることができないような、印刷機の細かい部分まで見学させていただきました。

コズふわインキ

最後は、デザインのひきだしにも掲載中の「コズふわ」インキも見せていただきました。
(ファンシーな蛍光色でとっても女子ウケしそうな可愛いインキです……!)

※コズふわインキとは
蛍光インキと白インキを混ぜ合わせた、単なるパステルカラーとは違う「美しくもかわいさのある表現」が可能になる特殊なインキだそうです。 「デザインのひきだし38」内で紹介されています。

藤和の皆さん

改めて、加藤さん、尾上さん、伊藤さん、お時間をいただき本当にありがとうございました!

印刷工場を見学してみて

普段私たちY’sのデザイナーのお仕事は、クライアントから依頼を受け、その制作物をどのように見せることがベストなのかを考え、デザインに落とし込みデータを納品するという流れがほとんどです。
その後納品したデータが印刷会社さんへ渡り、どのような工程を経て実際に印刷され、私たちの手元に届いているのか?今回の見学を通して知ることができました。
また、藤和さんでは“印刷による色の再現性”や“デザイナーやクライアントの細かいこだわり”を実現できるように、1つ1つの印刷物を大変丁寧にお仕事してくださっていると感じました。

今回の経験や印刷の知識をふまえた上で、私たちデザイナーの今後に生かしていきたいと思っています。
クライアントの皆さま、今後もよろしくお願いいたします!

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