Y’sの仕事について実例を通してご紹介するパンフレット制作編です。
今回ご紹介するのは、ツチヤ自動車株式会社の50周年を記念した記念冊子の制作事例です。
企業の創立から10年、20年などの節目には、周年事業と呼ばれる様々な記念事業が行われることがあります。その際に制作されるものの一つが、周年記念冊子です。会社の歴史や取り組みを振り返り、顧客や関係者への感謝、これからの企業ビジョンなどの様々なメッセージを発信するもので、広報・企業ブランディング上重要な役割を果たします。
【1】ヒアリングと構成
【2】台割りと特殊版型のご提案
【3】インタビュー、撮影
【4】デザイン制作・ご確認
以前より企業ブランディングとしてロゴ、WEBサイト、グッズ等の様々なデザイン制作物を一括して依頼いただいているツチヤ自動車株式会社様が2019年6月で50周年を迎え、50周年事業としてイベント開催をはじめとした様々な企画が立ち上がりました。
Y’sは50周年事業のブランディングを担当することとなり、記念事業のコンセプト設計から各種制作物のデザインを行いました。
その一環として制作されたのが、ツチヤ自動車のこれまでとこれからをまとめた「50周年記念冊子」です。
50周年事業全体のコンセプトとして設定されたのが、「コレマデのコレカラに感謝」。そこから記念誌の役割や目的、おおまかな構成内容を作成し、提案しました。
今回の記念誌では、ツチヤ自動車のシンボルである「ハンドル」のロゴマーク、50周年事業用に新たに制作した「50周年マーク」をより印象付けることと、記念品として手元に置いてもらえるような「特別感」を演出するため、丸型の特殊な版型を提案しました。
あらかじめご提案していた構成内容を、丸型の特徴的な紙面を活かした形で表現するため、大まかなレイアウトとページ割りを「台割」に落とし込んでいきます。
ツチヤ自動車のポップなブランドカラーを盛り込みつつも、50周年記念の「特別感」や「高級感」を演出するため、表紙にはマットPP加工と「金の箔押し加工」を採用しました。滑らかで落ち着いた手触りと、ゴールドの輝きが良いバランスにまとまりました。
今回の記念誌では、ツチヤ自動車の「コレマデ」と「コレカラ」を伝えるため、創業者である土屋正己会長と、50周年を機に新社長へ就任した土屋大典社長の対談インタビューをメインコンテンツとして掲載しています。
インタビュアーは専門のライターを起用し、経験豊富なプロカメラマンを手配、撮影からライティングまでをY’sで計画して行いました。
また同時に、千葉県内の全店舗を周りツチヤ自動車の全スタッフのポートレートを撮影。スタッフ全てにスポットを当て、ツチヤ自動車から全スタッフへ、そして全スタッフからお客様や地域の皆様への感謝の気持ちを伝えています。
構成が決まると、写真やテキストなどの準備と並行してデザイン制作が始まります。
デザインの内容によっては、先行して素材を準備しないと着手できない場合もありますが、できるかぎり制作期間を短縮するため、デザイン可能な部分から着手するようにしています。
今回は、インタビューページなどの重要な箇所はあらかじめサンプルのデザインを作成してイメージをつかんでいただき、後から写真やテキストを流し込んでいます。
完成したパンフレットは、6月22日に行われた50周年記念感謝祭にて配布され、
ツチヤ自動車に関わる方々へ感謝の気持ちを伝える大事な贈り物となりました。
ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~
©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
©2019 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!ムービー
アートディレクター:1名
デザイナー:2名
ライター(社外):1名
カメラマン(社外):1名
Special Thanks
クライアント:ツチヤ自動車株式会社