GRAPHIC
DESIGN
ロゴ制作
事例
『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』

【プロジェクトの概要】

Y’sの仕事について実例を通してご紹介するロゴ制作編です。
本事例はサンライズ様が手掛けるオリジナルアニメーション『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』というタイトルです。
(※本ロゴは2018年9月に放送開始されたものです)

【ロゴとは】

説明は必要ないと思いますが、ロゴとは文字を特別にデザインしたものです。
タイトルによって色違い、短縮版、縦書き版など制作することがあります。
解禁された後は、その用途は主に「ポスター」「チラシ」「webサイト」「サムネイル」などほぼすべての宣伝物や商品に使用されます。

【制作過程】

【1】 キックオフとヒアリング
【2】ラフとその説明書の第一段階のご確認と調整
【3】 ラフの色付けおよび加工のご確認と調整
【4】 バージョン違いのご確認と調整
【5】 最終納品データのご確認

【1】キックオフとヒアリング

サンライズ様からオリジナルアニメーションのアートワークをお願いしたいとご相談をいただきました。
さっそくロゴが必要になり、顔合わせとヒアリングを行いました。比較的完成に近い世界観などの設定資料があったため、その企画書を見ながら制作するという流れになりました。

Q
名前だけ決まっているくらいでもお願いすることは可能ですか?
A
はい。もちろん可能です。クライアント様のタイトルにかける想いがわかれば制作し始めることは可能です。
Q
予算からご相談することも可能ですか?
A
はい。ご予算から逆算して可能な限りのご提案をすることも可能です。
Y’s Method
Y’sの強み
「効果的なヒアリングシート」
Y’sのヒアリングは一味違います。効果的なヒアリングシートが存在します。その役割は「タイトルの詳細」や「納品形態」、「スケジュール」などをただ確認するためだけでなく、クライアントの皆様が潜在的に思い描いているイメージや、そのタイトルにかける想いなど、できるだけ言語化できるシートになっています。そしてそれをデザイナーたち一人一人が丁寧にクライアントの皆様にヒアリングすることができます。このヒアリングシートは会社設立から常にクライアントの皆様のニーズに合わせアップグレードし続けています。

【2ラフとその説明書のご確認とご調整

サンライズ担当者様にお答えいただいたヒアリングシートとロゴのヒントとなる設定資料を徹底的に勉強しました。ヒントとなるワード「大ヒットアニメTIGER & BUNNYのスタッフ」「刑事の物語」「笑って泣ける悲喜劇」などがあり、さらに多くの美術ボードがあったため、そこからロゴのイメージを考えました。

ロゴ案を9つにまとめ、そのロゴの派生案を同時に制作しました。そのロゴの中からまずサンライズ担当者様に1案にしぼっていただきました。このタイミングでサブタイトルの変更があったり、数回のラフ修正や微調整を行いました。弊社では最初のロゴ提案はモノクロで進行することが多いです。モノクロで世界観を作り込めれば色やテクスチャに頼らないしっかりとしたロゴを作ることができると考えています

Q
ロゴの提案はどのような形で何案ほど上がってきますか?
A
ロゴのご提案もヒアリングシートの段階で方向性を決定させていただきます。ご要望に応じ、文章でのご提案、線画でのご提案、色を付ける形でのご提案、1案、複数案、カスタマイズすることが可能です。
Y’s Method
Y’sの強み
「徹底した制作クオリティ」
Y’sではデザイナー一人一人が個性的なアーティストではありません。徹底したデザインのロジックを学んだプロの商業デザイナーです。タイポグラフィ、フォント、ディティールにおいてそのタイトルに合わせた効果的なデザインを考えることができます。また、同時に徹底した制作管理体制を作り、一人で全てを請け負うのではなく、チームを組んで多方面からそのタイトルに向き合い様々なアイデアを考え、最適なデザインを考え抜いています。もちろん納期に間に合わないなんてこともありません。
Q
修正などにどの程度お付き合してくれますか?
A
基本的に、担当デザイナーが納期までしっかりとサポートいたします。
Q
デザインの説明などはしっかりしてくれますか?
A
Y’sではデザインの提出において、デザインの説明書を合わせて制作いたします。そちらのご覧いただくことでデザインの意図や経緯をご理解いただけます。
Y’s Method
Y’sの強み
「デザイナーの代わりになる説明書」
感覚的に制作されるデザイナーもたくさんいらっしゃいます。Y’sでは一つ一つのデザインに対し、クライアントの皆様にどうしてこのようなデザインになったのか、わかりやすくご説明する「デザインの説明書」をつけています。これにより、デザイナーが同席しない会議などでもご対応いただけると考えています。

【3】ラフの色付けおよび加工のご確認と調整

形が決定すると、ヒアリング時に伺っていた世界観を元にテクスチャを加えました。本タイトルはリアルに仕上げるために狙ったテクスチャに近いアクセサリーを購入し、その見た目を目指して施しました。

Q
3D加工など特殊な加工できますか?
A
はい。ヒアリング時にその辺りも含めてご確認させていただきます。

【4】バージョン違いのご確認と調整

いったん、本体ロゴが決定した後、グッズやその他の制作物で使用する可能性があるバージョン違いを制作しました。本タイトルはDD!という短縮文字バージョンを追加で制作しました。

【5】最終納品データのご確認

サンライズ担当者様に、最後に完成データをお見せする形で進行し、最終的に納品データをお渡しする形で案件終了となりました。

Q
ロゴの権利に関してはどうなっているか?
A
基本的にロゴの権利は、双方の契約内容に応じてクライアント様へ譲渡いたします

【他ロゴ制作実績一部】

けものフレンズプロジェクト
©️けものフレンズプロジェクト

 

銀河英雄伝説 Die Neue These
©田中芳樹 / 松竹・Production I.G

 

魔法少女サイト
©佐藤健太郎(秋田書店) / 「魔法少女サイト」製作委員会

 

櫻子さんの足下には死体が埋まっている
©2015 大田紫織・エブリスタ / KADOKAWA / 『櫻子さん』製作委員会

【チーム構成】

アートディレクション&ロゴデザイン:1名

Special Thanks
クライアント:サンライズ株式会社

©SUNRISE / DD PARTNERS